今日はちょっと真面目な話
誰もが知っているが
オレは花屋を営みながら
市場の仲卸でも働いている
どうにも店の経営が苦しいわけでもなく
かといってスタッフガッチが特別高給取りなわけでもなく
オレは市場が大好きです
仲卸という仕事が好きなんです
花屋にもいろいろなスタイルの商売があり
ウェディングを専門にしたり 仏を専門にしたりと
スタイルはホント様々
そんな色んな花屋さんも
市場に来る目的はみんな同じ
誰よりも良い花を安く仕入れたい
そんな花屋さんのために仲卸はあります
仲卸で働き始めて11年
この10年で仲卸のスタイルもいろいろ変化してきました
セリに参加しない花屋さんにも
生産者さんの顔が見える売り方に変わって来たと思う
自分が考える仲卸とは
新しい花やこれからの動きなど花屋さんへ情報を発信し
生産者さんと花屋さんの橋渡しであったりと
生産者 市場 花屋と互いに刺激しあい
最終的に花を買ってくれるお客さんのために
お客さんの喜ぶ花を提供していかなくてはならないと思うし
それぞれが
花業界を引っ張って行くくらいの情熱がなければいけないと思う
今ではwebでの相対が当たり前でセリに入る仲卸も少なくなって
昔のように仲卸の特色も薄くなっては来ているが
そんな中でも
独自の特色を出そうと努力している仲卸が増えている中
自分の働く仲卸 自分が世話になった仲卸
出来ることならその仲卸の仲間入りをしてほしかった
どこの仲卸も大変だと思います
人手が足りなかったり 注文だけに追われてしまったり
そんな中でそれぞれ特色を出そうと
がんばっているんだと思います
今まで
自分なりに呼びかけ努力もしたつもり
ブログを立ち上げたりもした
生産者さん 花屋さんたちと交流を薦めたりもした
別に身内からのバックアップが欲しかった訳ではない
自分が窓口になりたいんじゃない
みんなで盛り上がりたかった
しかし
力及ばず情熱の火を燃やすことは出来なかった
別に自分を過大評価してるわけではないが
引き抜きの話があったこともある
でも何も知らない自分が花屋をやるまでに育った場所に
恩を返したい 大田市場一番の仲卸のなってほしい
そのためなら寝る間を惜しんでもがんばりたいと思っていた
生活の為 金の為働いているんじゃない
社内のいろいろな事情も分からないではない
だからこそ出来ることから ちっちゃなことからでもいい
前向きになりたかった
花の好きな仲間と働きたかった
いろいろな花屋さんから信頼される仲卸になりたかった
大田に京成ありと言われたかった
でもダメでした
これからは時給1100円(深夜時給1600円)の為に働きます
自分の店の仕入れのために働きます
いつの日まで働いているかは分かりません
本当の決別のその日まで