" /> 結果報告 その1 — だから花屋はやめられない

結果報告 その1

下剤 それは切ない

出すために飲む

ただそれだけ それだけのために存在

下剤 それはむなしい

身にも栄養にもならず

出されるため それだけのために存在

下剤 それは儚い

ひと時の人肌のぬくもり

あとは流されて それだけのために存在

ああ なぜに人は下剤というだけで

人目をはばかるのか?

薬であることに変わりはないのに

人目をはばかれるのか?

ああ下剤 されど下剤 

そして今日俺はこれを飲む

ついにこの日が来た

1800mlを一時間半かけて飲む

約4~5時間で体内のものは全て排出されるというので

14時の検査から逆算して

9時から飲み始めた

そして市場へそのあとお台場までスタンド回収に

11時になってもウンコだけにうんともすんともない

12時まだ何もない

店に戻り今日配達のスタンドを作る

今日はラブリーでどのスタンドよりも目立つようなスタンドの注文

作り終わり

配達の準備を始めた頃 奴はやってきた

遠くの空で落雷が鳴るかのように

そいつはだんだん近づいてきた

雲行きが怪しくなってきた

漁師は『こりゃあ 今夜はシケるな』と

言ったとか言わなかったとか

そしてその時は来た

まずは第一波 覚悟はしていたので

余裕をもってトイレへ  余裕のよっちゃんイカ!

車を取り行こうと駐車場へ向かう途中で

第2波に襲われた

今度は手ごわそう直下型だ

すぐさまトイレに避難

これからが息もつかせぬ攻防戦の始まり

援護射撃もないまま前線に独り立ち向かう俺

『見せてもらおうか 新しいモビルスーツの性能とやらを』

『させるかー』

それはもう戦いでした

戦いの後に残るのは空しさと空腹感

げっそりとトイレから戻った俺

ガッチに一言 『死ぬかもしれない』

その一言を残し配達へ

停戦協定を結んだおかげで

途中 ズボンの替えを使うこともバケツを使うことなく帰還

そのまま病院へ     つづく

次回 その2の予告

病院に行った俺を待っていたものとは

想像を絶する屈辱の世界

もしかすると明日から俺はアタシに

口癖は『どんだけ~』

こうご期待  震えて待て!

花屋の徒然
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だから花屋はやめられない