午後14時 病院へ行くと
すぐさま検査着に着替えさせられた
ズボンを脱いでもちろんパンツも
パーテーションで仕切られ
その向こうでは看護婦さんたちが検査の準備に忙しい
慌ただしい雰囲気に急いでパンツを脱ごうとしたとき事件はおきた
あわてて脱いだためパーテーションを倒してしまった
いっせいに看護婦さんの目が俺のほうへ
俺はといえば片足をパンツから抜き
さあもう一本の足を抜こうかといった状態
『イヤーン』
検査着と言うのがこれまた屈辱的スタイル
前は普通
後ろはこんな感じ
お尻丸出しで検査室まで歩かされる
検査台に横向きで寝る
そして点滴 この点滴がヤバイ
打たれた数秒後に頭がクラ~としてきて
もう何されてもいいような良い気持ち
ラリってゆく記憶の中で覚えているのは
『○○君ゼリー用意して』
『一瞬 異物が入る感じがするけどちょっと我慢して』
俺は完全に頭がトリップしてラリラリなんで
ネコだかタチだかもうなんでもよかった
『あっ...』と声が出たか定かではないが
薄れ行く意識の中で確かに何かが挿入された感じが
見せられた俺の大腸は
とてもきれいだった桜色したホルモンのようだった
一通り検査を終え
カメラを抜こうとしたその時
また事件がおきた
『プリップリプリー』と言う音と共に
体内に残っていた下剤が
カメラと一緒に排泄
横向きのお尻をつたって用意しておいた皿に
看護婦さんが『よくあることですよ』といい
お尻を拭いてくれた
40年間生きてきてこんな辱めにあったのは初めて
人によってはちょっとクセになりそうなプレーである
大腸内にまったく以上は見られず
先生にもきれいだと褒められた
肝心の診断の結果はというと
検便での潜血反応は
ぢ イボ痔が原因でした
俺はありえないと思っていた痔でした
先生が言うには治療の心配はないが
ひどくなるようなら治療するとのこと
ご心配くださった皆様
震えて待っていたファンの方々
大変お騒がせいたしました
これにて検査結果報告を終わりにさせていただきます