昨日は節分
我が家も人様並みに恵方巻きとやらを食べて
豆を歳の数だけ食べました
画像は世界一心優しい鬼(言うなればドリフのカミナリ様みたい)と
食えもしないのに恵方巻きに興味津々の結花
節分といえば
毎年ヒイラギと豆がらの束を店頭においているのだが
年々 買っていかれる人が少なくなってきた
古い慣わしだから知らない人が増えてきたんだろう
おばあちゃんがいる家庭はしっかりと季節行事をするみたいだ
だんだん少なくなってきたな
些細なことではあるけど
そういうことって
花屋さんがしっかりお客さんに教えていかなければ
どんどん忘れられていってしまう
最近では季節の行事で使う花を置かない花屋さんが多い
『ウチでは売れないから』と言う理由だろうけど
売れなくても置いておかなくちゃいけないんじゃないか
3月なら桃の花に菜の花
5月なら花菖蒲 葉菖蒲 アヤメなどなど
四季の花がちゃんとあるんだから
実は最近 川崎の住宅街で花屋をやっている友達から
店を閉めようかなと
相談を持ちかけられた
事あるごとに売り上げが伸びず相談を受けてきた
その度に季節の花や仏花の大切さをアドバイスしてきた
それと従業員をちゃんと入れなよと言ってきた
配達の度に店を閉めてちゃしょうがないよと
もう2年位前から
しかし その度に『売れないから』『人件費が払えない』
とかいう理由で聞いてくれなかった
暮れに店を覗いてみたが
千両が少し 松も少し 菊はスプレーマムがあったが輪菊はなかった
水仙もない フリージアも 南天もなにも
お正月に売れる花を何も置いてない
売り切れたのか?と聞いたが
『毎年売れないから水仙とかは置かない』と言われた
なぜ売れないのか 売れなくなったのか
答えは簡単なこと
普段から季節の花をしっかりと置かないから
お客さんはあそこの店に行っても
注文の花ばかりだし
それといつ行ってもあの店は閉まってるとなってしまう
何年も言って来たけど一度も聞いてもらえなかった
店でありながら店の前を通る人より
ネットや電話注文ばかりに頼ってるからだと思う
せっかくネットなどでのリピーターもいるんだから
お店の前を通る人をもっと大事に大切にすればいいのに
人件費については
払う事ばかりが先行してしまうようだが
物は考えようで店を閉めている間もお客さんの相手をしてもらえるんだから
それと人を雇う事で
もっと売らなきゃという姿勢に変わってくる
確かに今の売り上げのままでは人件費は痛いと思うが
前向きに自分を追い込んでゆかなければ
売らなきゃ払えないというように
今まで売れなかった季節行事の花も
ディスプレーだと思って店に飾ってみなよ
でも残念だけど
閉めるって決めたならもう何も言うことはない
もしまだ迷っているなら
少しくらいは俺の話も頭においてくれるといいんだけど
アドバイスならいくらでも出来るけど
ウチだって仕事回してあげられるほど
忙しくはないよ
これからは自宅をアトリエに
注文の花を売ってゆくそうだ
新たな出発を応援している