" /> 伝統を崩しつつ伝統を守る カッコイ~ — だから花屋はやめられない

伝統を崩しつつ伝統を守る カッコイ~

4月3日深夜1時29分から放送された

TBS『バースデー』という番組で友達が密着取材された

彼の仕事場は

かのマキシム・ド・パリ

そのマキシム・ド・パリが

この度、赤坂サカスに3店舗同時にオープンした

彼はそこの総支配人なのです

マキシム・ド・パリといえば

40年前に銀座にオープンした由緒正しきフランス料理のお店

しかし最近ではライバル店の出現や

マナーや格式を重んじる正統派ゆえ

敷居が高くなりすぎてしまい

番組の中で彼は言っていた

『マキシム?一度入ってみたいお店だけど

並んでまで行きたいお店ではなくなってしまった』と

そこで起死回生とも復活のための再生を託されたのが

彼なのです

もともとヨメの友達のご主人で

詳しいキャリアなどはわからなかったが

番組の中で紹介されたキャリアは10数年前にシェフとして入店

その後 ソムリエの資格を取り

今に至るらしい

番組はオープンまでの彼の苦労や奮闘を

短い時間ではあったが密着取材で伝えてくれた

番組を見て彼の姿に惚れ惚れした

それはただ単にテレビに取り上げられたからではなく

彼の仕事に対する姿勢 情熱 挑戦

アレだけの伝統ある店 普通ならその伝統の上であぐらをかいてしまいそうな物だが

彼は自分の仕事に誇りを持ち 何よりも仕事を愛している

だからこそ自分の店の良さも知り 至らないところも知り

今の時代で自分の店が他の人にどういうように思われているのか

客観的にも見れているところ

『マキシムは料理は美味しいけどパンが美味しくない』と

前から言われていた事

それならばと自分でフランスに渡り美味しいパンを探し

今までフランスでしか食べられなかったそのパンを

日本に初めて上陸させたり

やはり番組の中で彼は

『自分の世代でこの店を終わりにしたくなかった』と言っていた

コレは自分がいる間につぶれたらかっこ悪いとかそういうもんじゃなく

彼の先輩達の築いた伝統を引き継ぎ

彼の残した功績を

彼の次の世代がその意志をつなぎ

伝統の灯を絶やさずにという気持ちだと思う

伝統あるサービスと美味しい料理を

リーズナブルな料金でいろいろな人に味わってもらおうという

彼の思いにいたく感動した

格を下げるのではなく格式はそのままでたくさんの人に

店としてのプライドもあるだけにとても大変なことだと思う

期待も高いが批判も多かったのでは

伝統を守りながら伝統を崩す

いつの時代も革命を起こすものは異端児扱いをされるもの

昔PUNK ROCK がそうだったように

既成概念をぶち壊し 可能性の求めた

しかしパンクはスキャンダラスな行動や過激な演奏などばかりが取り上げられ

いつしか自分で自分の首を絞めてしまったが

そんな中でも THE CLASHだけは可能性を信じ

パンクはファッションだけではなく精神(スピリット)であると

自らの信じるスタイルを貫き通した

だからこそ今でも愛してやまない人が多いのだと思う

話は飛んでしまったが

オープンから長蛇の列が出来

大盛況のようだ

落ち着いた頃にゆっくりと行ってみたいもんだ

perfumeは開店から7年

花業界では駆け出しのようなもん

花屋の中にも老舗といわれるような伝統のあるお店もいっぱいある

もちろんその老舗の中には看板の上に

あぐらかいてるようなお店も何処とは言わないがあるのも事実

ウチは比較的リーズナブルな値段で近所の人に愛される店を目指し

敷居のなさを売り物にしていこうと思っているが

リーズナブルでカジュアルなお店で

高級店並みのサービスを目指します

以前 フラワーソムリエ カネトウさんがデモのときに言っていた

お客さんに対する心配りとサービス

そのことがまた頭に浮かび

フンドシのヒモを閉めなおすと言うか

今ならヒモパンのヒモを結びなおす気持ちで

日々是精進していこうと思った次第であります

いやあ それにしてもカッコよかったな

俺がテレビ出た時とは扱いが全然ちがうんだよな

2枚目と3枚目 スターと駆け出しのお笑い芸人くらいの差がありました

羨ましくも負けられんぞという気持ちです

花屋の徒然
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