" /> 産地公開レポ 1 — だから花屋はやめられない

産地公開レポ 1

今回は長いぞ 心して読め!

6月25日 福島県会津

花職人Aizu産地公開に行ってきました

水曜日午前3時から大田市場仲卸で働き

一度家に帰り荷物をもって世田谷市場へ

その日は競りでの相場はメタメタで長引いたのか

13時に市場へ行くとまだ掃除の最中だった

なんだか遠足に行った小学校の頃を思い出し

ワクワク ソワソワ

世田谷花きの野口さん 多田さん 花屋 Bleu Ciel人呼んで青空君と俺の4人は

一路福島を目指し出発しました

出発前は『俺、仲卸の仕事明けだからたぶん最初から爆睡だよ』

なんて言ってたにもかかわらず

まさに遠足気分

爆睡どころか最初から最後までシャベリまくりのテンションアゲアゲでした

渋滞もなく順調に走り

夕方には会津に到着

手始めにハウスを見学

 

南会キャンディーズのお姉さま方にも会えて

お化けみたいなアナベルも見たし

なんと言ってもこれから出荷になるデルフィニュームを見れた

これ俺のお気に入り

 これ秘密兵器 出荷が待ち遠しい

とても綺麗だった

南会キャンディーズの皆様もね

アッ忘れてました もちろん江美さんもね

会津の自然も

そして一行はヒメサユリの群生地へ

辺り一面のヒメサユリに感動

ここは天国?俺天国に来ちゃったの?と錯覚するくらい

綺麗でとても良い香りが漂ってました

その足で温泉に普段あまり温泉には入らない俺も

久しぶりにの~びのび

夜は湯田家でBBQ 大自然の中でみんなで食べるBBQはサイコー

楽しい宴は深夜まで続きました

楽しいのはここまで

朝は4時半に起きたか?

とんでもなく寒い中 トルコキキョウの芽かき

宮○さんなんか余裕で

『アッ折っちゃった』『また折っちゃった』『またまた折っちゃった』

なんて言うけど

俺なんて初めてなモンで真剣です

折っちゃったって 違う芽をかいちゃったって

その場では口に出せないほど真剣

湯田さん 俺マジ一本も折ってませんよホントに

青空君はどうだか知らないけど

怪しいなありゃ

とても寒く眠い芽かき作業を終えると

待ちに待った朝食です

さあこれからが本番 産地公開

朝 芽かきの練習もしたし

芽かき作業なら俺に任せろって感じ

そして俺に課せられた任務は

出荷の終わった手代木家での作業

 画像拝借 手代木さん

これから過酷な作業が待っている

ちょっと不安な後姿

あれー朝練習した芽かきは?スパイラルは?どこへ行っちゃうの?

まずは雑草抜き

朝 湯田家で食べた 陸ヒジキ

それにそっくりな草をひたすら抜き取る

やっぱ会津の人は自然を大切にするんだな~

この雑草を茹でれば朝食べたあの美味しい陸ヒジキになるんだ

なんて思いながら抜き抜き

手代木さんの一言

『それスギナ 陸ヒジキじゃないよ』

ショックでした

お土産に持って帰ろうとまで考えていたのに

箸より重いものを持ったことのない俺

ましてやスコップなんて

まるで腰が入ってません

へっぴり腰です

 画像拝借 手代木さん

朝、湯田家でマスターした?わき芽取りも

このころはかなりヘバッて来ていて

本領発揮できず

 画像拝借 手代木さん

て言うかケツが後の苗に当たってますけど なにか?

午後はさくらんぼ園での昼食&さくらんぼ狩り

 画像拝借 湯田さん

こっからが本領発揮です

もう食って食って食いまくり

まるで猿でした

終わってから気づいたこと

アレッ今回MPSについて具体的な説明とか受けなかったな

何だよただ農作業しただけかよ!

『いや 待てよ』

あの作業

一つ一つ説明された日々の作業

ゴミひとつ落ちていない綺麗なハウスの中

土作り 定植作業 環境管理

こそがMPSなのではないか?と

記帳の仕方や資料など

難しい説明をたくさん聞いて

わかった振りして

頭の中 カチコチいっぱいにするより

腰が痛くなった サウナの中にいるかのように汗だくになった

わき芽取り 草むしり 堆肥撒き 

久しぶりに味わった疲労感

アーこれがMPSなんだ

自分が雑草を抜いた 堆肥を撒いた畑に

また新しい苗が植えられ

自分がわき芽を摘んだトルコ桔梗がいつしか市場へ出荷される

今までとは違った気持ちでその花に接する事が出来ると思います

とても疲れた産地公開

アレから何日かたち疲れは取れたけど

自分の身体の中に何かが残りました

この貴重な体験で残った何か

まだまだ小さい物ですが

これからいろいろ経験して

たしかな物にしてゆきたいです

花職人AIzuの皆様

この度は本当に貴重な体験有難うございました

今回 うかがえなかった人の圃場にも

また必ずお伺いさせていただきます

このあと福島をあとに新潟へ

その模様は後日

花屋の徒然
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