だいぶ前に風の歌を聞きたい
という聾者の夫婦のドキュメンタリーをテレビでやっていた
手話を習っている俺は録画してその番組を見た
単純に感動した
ちからづけられた
同情ではなく俺も負けてられるか!という気持ちで
今俺は迷っている 悩んでいる
なにか新しいことを始めようとしたとき
新しい道を歩もう 挑戦しようというとき
自分で自分へのGoサインはいったい
いつ出せばよいのか?
perfumeは今度の9月で8年目を迎える
お店を開店した7年前は
物件に出会った縁と勢い 気持ちのタイミングそれしかなかった
そして今日まで潰れずに何とかやってきた
何とかなるさという気持ちで
今現在思っている潰れないために必要なこと やらなければいけない事
信じている信条はほとんどが7年間店をやってきて培ったもの
まぐれ たまたま ラッキー 単なる思い込み
すべてが重なっただけかもしれない
なんとなく風が吹いてる
だけどそれがオンショアなのか?オフショアなのか?
風が読めない
臆病なのは歳をとったからか?
守るべき家族ができたからか?
もしかすると築いてきたperfumeという城は
一夜にして崩れるかもしれないという不安
7年前のように感覚だけを信じて
飛び出してしまっていいのだろうか?
いま心の中の二人のオレがつぶやく
『Watch your step. All or nothing』
『Take it easy! It’s so easy!』
そして今 答えは風の中へ
風の歌を聞きたい