今日から6月です
衣替えの時期ですが
オレはネンガラ年中同じようなカッコです
冬は寒いのは当たり前だけど
実は夏の店内は冷房ガンガンでもっと寒く感じます
そして今日の話題
今回もFFCネタですまんね
FFCネットワークに参加するとき
じつはまわりの人間がいちばん驚いていた
今までそういった横のつながりをいちばん嫌っていたオレが
こんなに夢中になっていることに
まあ自分でもなんでかわかってないんですが
ただこのFFCに参加している花屋の連中や
FFCの活動そのものが
俺の好きなPUNKであり
パンクスピリットに似ていたから
話はそれるが
オレはパンクが大好き
特にThe CLASHが好きでヴォーカルの故ジョーストラマーを人生の師と仰いでいる
当時のクラッシュはパンクを背負い悲壮感漂う男気にあふれていた
数あるエピソード 逸話の中でも
クラッシュとファンのつながりが好きだ
お金がなくてライブが見れないファンを裏口から入れてあげたり
遠くの町から来たファンを大勢部屋に泊めてあげたり
当時の若者は仕事もなくお金がない
そんなファンのためにレコード一枚分の価格で
2枚組みのアルバムを出したり
どんなに有名になってもファンとのつながりを大事にしていた
時に身銭をきっての行動に
最後まで借金が残ったバンドだ
そんなバンドが好きな俺が
FFCを知ったとき
なんとも似たような匂いがした
不況にあえぐ花業界の中で
何とか生産者の為 花屋のため 消費者の為
大手なら相手にもしないようなことに体を張って挑戦する奴ら
最近ではいろいろと紹介され
少しずつ知られてきたFFC
共感を持ってくれる人もいるが
きっと裏では『何を無駄な事やってんのか』
『綺麗事ばかり言ってんな』
『そんな事いうなら全ての生産者の花を買い支えてみろ』
なんて思っていて
影に隠れ 鼻で笑っている連中もいるだろう
だけどFFCの連中はみんな熱いです
自分達の行動に信念を持ち
ゆるぎない理念を掲げようとしている
まだまだ小さな花屋の集まり小さな運動だが
少しずつ各地の熱い花屋さんも動こうとしている
もっとも自分達の店が売れてくれなければ活動も出来ないが
花を作る人 売る人 買う人
全てがひとつにつながるように頑張っている
もし今 この世にジョーストラマーが生きていたら
FFCに入ろうとしたオレの背中をきっと押してくれたに違いない
『お前は間違っていない 行けばわかるさ』
『迷ったら まずはやってみろ そうすれば道が見える』
そうオレの耳元でジョーは囁いてくれるはず
歌詞の中にこんな1説がある
俺が最も好きなフレーズ
I don’t wanna hear about what the rich are doing
I don’t wanna go to where the rich are going
They think they’re so clever, they think they’re so right
But the truth is only known by guttersnipes
金持ちの連中がすることなんて知りたくもない
金持ちの連中が行くところなんて行きたくもない
連中はいつでも自分が利口で正しいと思っている
だけど真実を知っているのはどん底にいる人間だけ
もし今 FFCの活動に興味があったり
同じようなことをしたいと思っている
全ての若き熱い花屋へ捧げるとしたらこの曲
今 このFFCの連中とセリに入ったり
市場で話をしたりしてるのがとても楽しいんです
この世界に入りたくさんの友達や知り合いも出来た
たまにご飯を食べたり酒を飲んだり
仲の良い花屋さんもたくさんいるけど
FFCの連中とはまたちょっと違うんです
なんと言うか
何でも話せそうです自分の店の強いところ弱いところ
そんなのみんなまとめて包み隠さずさらけ出せる
全員がそういう気持ち
そして誰かの言ったことに全員が耳を貸せる仲間
今まで横のつながりが嫌だったわけではなく
そういったそこまでの仲間がいなかっただけなんです
もしこれを読んでる一匹狼な花屋さんがいたら言いたい
そんな奴らが近くにいるってことは
つるむのもなかなか悪くはないです