世間様では3連休
そんなこともあってか今日は道路がどこも大渋滞でした
朝は鉢物のセリに行くも師匠もいないし、知ってる人が誰もいないので
ひとり淋しいセリになりました
しかし今日は注文の物だけを買ったらすぐに配達に行かなければならなかったので
結構バタバタな朝の始まりでした
昨日から開催のFFCネットワーク共同企画フェア
『かすみ草フェア』ですが3連休の影響か
来客数がめっきりと少ないのでかなりの苦戦を強いられています
少ないながらもお客さんの反応を見ると
まず第一声が『わぁ~キレイ』
そして次に興味を示すのが染め色のかすみ草です
perfumeでは虹色かすみ草という名前にしてポップも書いています
インクを吸わせたかすみ草
お客さんに説明するときに
『次に咲く蕾はインクを吸っていないので
かすみ草本来の白い花になります』
なんて話をしながら薦めているとお客さんは『えーー』なんていいながら
かなり食いついてきてくれるんだけど
なかなか買ってくれるところまで行かないのが
商売の難しいところ
しかし下手な鉄砲数撃ちゃ当たるじゃないが
下手な説明数すりゃ売れる
といったところかたまにヒットを飛ばします
かすみ草
ナデシコ科 ジプソフィラ属
学名 Gypsophila
一般的にかすみ草とかカスミなどと言いますが
和名は小米撫子(こごめなでしこ) 可愛いですね俺この名前が好きです
中国語では満天星 見たまんまな感じです
英語ではbabies’breath 赤ちゃんの吐息なんて可愛いネーミングですが
実は赤ちゃんの息はミルクの匂いがするといった
かすみ草の匂いにかけているところが俺はあまり好きではないです
かすみ草を買ってゆく人を気にして観察してみると
かすみ草は花びらが散って落ちることが少ないため
他の花とは違う印象を持っているらしい
たとえばバラですが
お店で買って帰り家に飾る 何日かたって花が咲ききり
花びらが散り落ちて 花首が垂れてもうお終いだと判断する
ドライフラワーにも出来るが
その場合はキレイなうちに花瓶からあげて吊るさなくてはならない
かすみ草の場合は家に飾り そのままドライフラワーになってしまったりする
花が落ちることが少ないだけにお客さんはその花の見極めが難しいらしい
花屋ならば蕾の色が悪くなったり花の萎んできたのがわかるので
この花はもう終わりだなという判断が出来る
その見極めを細かくお客さんに説明しても
お客さんのほうが理解してくれるかどうか
だとしたらキレイに保つ方法を教え
どのくらいになったらドライフラワーにしたらいいですよといった
売り方をしたほうが良さそうだ
店では仕入れてきてから何日かして売切れてしまうので
その後の管理は意外にわからないことが多い
実際のところ俺自身
『ああしたらいい』とか『こうしたらいいとか』
人から聞いた話でなんとなくわかるが
やはりFFCのメンバーとして
かすみ草のフェアをやるからには
今回の生産者さん昭和花き研究会から頂いた資料にある
鮮度維持のコツなどを元に
店で実演販売じゃないがお客さんに説明しながら試してみようと思ってます
かすみ草の蕾が咲くためには栄養が必要不可欠らしく
やはりウチで買ってもらったお客さんには
最後まで楽しんでもらいたいので
今回はフェア開催中にかすみ草を買ってくださったお客様に限り
栄養剤の小袋を一袋差し上げています
今も小さなセイフティバントくらいの安打が出ていますが
本日は閉店間近
どうかここらで
ドドーンと大人買いの逆転サヨナラ満塁ホームランでも打ってくれるお客さんが来て
満天星のごとく
夜空に花火を打ち上げてもらいたいモンだなと
満天のかすみ草を前に星に願いをかけずにはいられない俺でした