二日目~
昨日の熱く たのしい懇親会からホテルに戻ったはいいが
部屋の電気のスイッチがわからず右往左往
入り口のドアを思いっきり開けて閉まるまでに右往左往
それを何回か繰り返しようやく点灯
次はエアコンのスイッチがわからず右往左往
しばらくしてようやく見つけて
ベッドでスヤスヤ
朝 聞けばトメ君は結局スイッチがわからず
布団かぶって寝たらしい
ゴッチはすぐにわかったらしい さすが
というわけでそれぞれがおもいおもいの朝を迎えたわけですが
朝食はとても美味しく
すっかりリゾート気分
しかし本来の目的は産地見学
そんなこんなで2日目スタート
まず最初に伺ったのは
渡会園芸さん
お盆明けくらいから
コスモスの出荷が始まってます
露地一面のコスモスの花はとてもきれいです
秋を象徴するコスモス
当店でもよく売れます
お客さんからよく聞かれる栽培方法など
お客さんの目線で色々と質問してみました
渡会さんはとても丁寧に説明してくれました
そして渡会さんのこだわりの花
ネイティブ系やちょっと珍しい鉢物
それらも丁寧に作られ こだわりを随所に説明しながら案内してくれました
2,3ヶ月に一回はオーストラリアに出向き
日本向けのネイティブ系の鉢物を探し育て出荷しています
そして跡継ぎの息子さんは
フラワーデザイナーのところに弟子入りして
寄せ植えなどを勉強中
渡会さんはこれからの生産者さんも
花屋さんに買ってもらうために
本来花屋さんがお客さんのためにするような
寄せ植えサンプルなど作ってアピールしていきたいといっていました
コスモスの出荷を大手よりもずらしたり
希少価値のある珍しいものの出荷
そして寄せ上などのアピールで
自分の作る花に付加価値をつけていきたいと言っていました
そしてこれからは生産者さんと花屋さんが互いに手を組み
消費者の人へ何か動き出さなければいけないと話していました
FFCNの話も興味深く聞いていただき
少し関心を寄せてくれました
同行していただいたローズマート出荷組合の青山さんとはなんとテニス仲間
昨日の渡会さんとは同級生ということもあり
最後まで和気あいあいでした
次に伺ったのは
鈴一園の鈴木さん
砧へはポインセチア アジサイなどを出荷しています
ハウスに入ってまだ赤くなる前のポインセチアです
あと2週間くらいで短日処理をして
みんなの知ってるあの赤い色になります
とてもキレイに並んでいるのを見ただけで
丁寧なつくりとこだわりが伝わってきます
一番奥で盗撮するローマー008
鈴木さんもとても丁寧に栽培についてなどのことを説明してくれました
これはアジサイの赤ちゃんです
来年の母の日出荷です
鈴木さんのハウスではこのようなハイテクな機械で
水遣りをしています
水に肥料が設定された量混ぜられ
余った水はまた機会に戻され また適量の肥料が足され花に与えられます
そして鈴木さんは土にもこだわり
友達と試行錯誤失敗を繰り返しながら2年くらいかけて最適な土を作り上げました
この辺にも作る花へのこだわりを感じました
このあと鈴木さんを交えて昼食へ
伊良湖の先の海が目の前の定職屋さん 灯台茶屋へ
俺とゴッチは兼ねてから食べてみたかった大アサリ
焼き大アサリ定食を注文
焼きあさりにアサリのフライなどなどアサリ尽くし
トメ君はこの時期 名産品でもあるデッカイ岩ガキを使った
岩ガキ定食を注文
ご飯を囲みながら
鈴木さんにFFCNの活動のことなどを話した
とても興味を持ってくれたみたいで
いつでも協力していただけるといってもらった
そして鈴木さんは言っていました
今の厳しい時代
栽培面積などを増やし
設備投資や人材などの経費につぎ込み
出荷量を増やすよりも自分の手が届く範囲 目の届く範囲で花を作らなければ
量は増やせるが品質を下げ 結局は自分の商品価値を下げると
埋めよ増やせよ
出荷すれば売れた時代は終わっていると
アジサイなどは出荷までにとても時間のかかるもので
今年選んだ品種が来年受けるとも限らず
直感で栽培品種を決めるといっていました
そして今年売れた品種の苗が来年用に入荷するとも限らない状態
出荷市場によって売れる品種や色が毎年違い
品種選びはとても重要で難しいといっていました
みんなそれぞれに悩み考えて
この不況に立ち向かっています
花屋もこうやってこだわって花を作る人の花を売っていきたいと思いました
このあと鈴木さんには
次に伺う 永井園の永井さんの圃場まで案内していただき
お別れしました
また会いたいですね
またまた長いレポートになりましたがVol 3へと続きます