御来光
強行スケジュールの中
行ってきました富士登山
感想は
やっぱ山をナメちゃイカンです
前夜から仲卸での仕事のあと
店に戻り水揚げ 配達を済ませて
16時頃家に帰り
登山に備え睡眠をとろうと思ったが
ワクワク感から眠れず
なんとなく寝れたのは3時間くらい
神奈川県葉山に12時に集合
毎年登ってる人たちに混ざって
初めての人を入れて11人で挑戦
富士スバルライン五合目から登頂開始
7合目をすぎたあたりで御来光
そのあとはひたすら登る
ひたすら登る
景色がきれいなんて思っていたのは
8合目くらいまで
あとは死に物狂い
先日栃木県小山 角田さんのところで種まきに行った時
角田さんが言っていた
『種まきは先を見たら心が折れるから 先を見ずに無心になって
モクモクと作業を続ければいつかは終わるんだよ』
この言葉を思い出した
上を見れば
頂上なんてすぐ見えるところにあるが
登っても登っても近づいてこない
途中では頂上まで400メートル
そんなのを見ると
もうすぐじゃんなんて思うが
時間を見ると
320分なんて書いてある
上を見ちゃダメです
目の前だけを見て一歩一歩登るだけ
320分だろうがなんだろうが一歩一歩を320分続ければ終わるんです
下を見て来た道を振り返ってみても
なんも意味がない
8合目から頂上までは
本当にキツかった
一歩一歩のその一歩が出なくなります
足が上がらなくなります
途中では高山病の為 倒れこむ人がゴロゴロ
登り道が狭いところでは渋滞で
一歩登っては止まってといった状態
ひどい高山病にはならなかったけど
少し頭が痛いし 鏡を見れば顔は黄疸で黄色いし
きっとこれさえ制覇すれば
俺はきっとこんな風に変れるかも
店でもこんな風にふんぞり返って
まあとにかくがんばりました
頂上を極めました
感動は意外とありませんでした
ただもう登らなくていいんだという気持ちだけです
とりあえずFFCN Tシャツで記念撮影
火口もしっかり見てきました
登ったからには降りなくてはならないのが世の常
そして下山がまた地獄の始まりです
すでに体力も限界
足場の悪い坂道にひざに力が入らないため
踏ん張れず尻もち
そんなことを繰り返しながら
3時間くらいかけてやっとこ下げ山
家に帰ってきたのは21時
それからスタンド花の撤収に行き
少し仮眠して仲卸の仕事へそれが悪夢の始まりでした
散々でしたトイレに行くにもやっと
日本一の山の頂上を制覇した今の気分
2度と行きたくありません
山をナメちゃイカンということです
でも来年 また誘われたら行っちゃうんだろうな
なぜならそこに山があるから