第一回目
何から書きますか?
とりあえず初めに書きますが
これから書く内容はあくまでも個人の見解で
自分が今まで仕事をしてきた中でやりやすいやり方
良い変えればラクな仕事の仕方
そして仕事をするにあたって当たり前のことだと思ってます
もちろんそのやり方は人それぞれだし
もっといい方法もあると思いますので
その辺に関して
あまり深くは突っ込んでこないでいただきたい
あくまでも個人の見解です
まずなぜあえて下請けという形で
人から仕事をもらわなければならないのか?
自分でやればもっと儲かるのに
とお思いでしょう
簡単な話
1 ただ単に自分の店の売り上げが低いから
2 なかなか自分では大きな仕事は取れないから
3 人からもらった仕事の方が楽だから
1 これは一番の理由かも
perfumeも今まで儲かってはいないが
つぶれない程度に売れてる店だった
ある時期からだんだんだんだん売り上げが落ちてきた
特に何が変わってということもなく今まで通りの商売をしてきた
店のお客さんの多くは近所の人で
とても花の好きなお客さんが多かった
そんなお宅も親の代から子の代へ変わり
すっかり花など飾らなくなってしまった
節句やお墓参りなどにも花を買うことが無くなった
しいて言えば母の日くらい
そんな大げさに売り上げが落ちるか?
と思うでしょうが
実に右肩下がりで急降下です
それでもネット注文などは増え
まあ潰れん程度には売れてました。
自営業の人ならわかると思いますが
潰れない程度ではやってる意味ないんです
やっぱり儲けなくては
手を変え品を変え色々チャレンジするものの
それほど売り上げを左右するようなこともなく
そんな時 婚礼の装花をやらないか?という声がかかりました。
仲卸勤務時代に
仕入れを担当していた花屋さんからでした。
詳しい話を聞いて
マージンを取られ元請けに歩合を抜かれ
残った粗利の中から仕入れもしなくてはならない
出来るわけがない
最初はそう思った
しかし一日に2~3件請け負って
打ち合わせは無し
資材は元請持ち
花を仕入れて制作 施工 撤収
難関の婚礼件数と一件当たりの粗利を予想すると
儲かりはしないが
それなりの売り上げが毎月あがってくれる
思わず飛びついちゃいました
そしてこれがすべての負の始まり
仕事自体は寝ていたって元請けから入ってくる
もともと この元請けの装花自体
比較的単価の安い花と簡単にできる花なので
とにかく安く仕入れられる花を探せばいいだけ
始めた月から
どんどんバンバン仕事が入ってくる
最初の内は勝手も段取りもわからず
戸惑うことも多かったですが
大きなクレームもなく
体力的にはツラいですがそれは何に対しても仕事が増えれば同じこと
そこで少しでも楽にスムースに作業ができないかと
色々と工夫をしてゆくわけです
しかしそんなことよりももっと大きな落とし穴が待っていました。
その落とし穴とは実に仕入れ代のことで
この下請け業務
月の締めは末
入金は翌々月
要するに2か月先まで売り上げが入ってこないということ
予定では年間で960万くらいの売り上げがあり
月に約80万近くの売り上げ
ぶっちゃけた話
最初に計算した仕入れ原価は上代の35%
ここで言う上代とは
ブライダル会社から元請けへ入る売り上げ
実際にはお客さんが払う代金から
ブライダル会社(会場側)がマージンを引き元請けに支払い
そこから元請けがまたマージンを抜き
ウチに支払われる
この元請けに入る上代の35%で仕入れをすれば
ウチが元請けに請求する金額の半分が利益になる計算
単純に毎月80万くらいの売り上げだと
半分くらいは原価でかかってしまう
つまり最低でも40万くらいは余裕でもっていなければならない
それに店用の仕入れ
その色々と経費も増えてくる
それが翌々月 2か月分
要するに50万位の二倍
100万位なければだめだということ
やればやるほど経費がかかっていってしまう
ことに バカですねえ
気づきませんでした
その負の始まりにつきましては
また次回書きたいと思います
お付き合いありがとうございました
第何回まで続くかわかりませんが
暇を見て書いてゆきます
目指せ書籍化 (嘘です)