" /> 第3回 下請けとしての仕入れ方法 — だから花屋はやめられない

第3回 下請けとしての仕入れ方法

前回までに下請けがいかに大変なのかを書きましたが

その大変なものの一つに花の仕入れ

うちの場合、上代(お客さんが払う金額)の75%をキックバックで取られてしまう

信じられないと思う人も多いだろう

例えばブーケ 35000円 メインテーブル45000円 卓上花3000円x15卓45000円

その他 両親への花束やケーキナイフ装飾などなど

お金をかければきりがないですが

仮に花代300000円として会場側に50パーセント150000円

元請けに残り150000円の45%67500を引かれ

82500円がうちの売り上げ分

その82500円の中から仕入れ代を払い残りが売り上げ分

そこから経費を引いたら利益はほんのわずか

経費はある程度固定出かかってしまうため

利益を上げるには仕入れを絞る

これから自分の結婚式を挙げるため 花代を払う人にしてみればびっくりの価格です

よく花屋的には『何10本仕入れた花の中からきれいな花だけを選んでブーケにするので、その価格になってしまう』などと言っている花屋さんもいますが

現実はそんなところです

このキックバックというのが曲者です

もちろん会場側も経費がいろいろと掛かり

会場などの設備の維持

営業をかけてお客さんとの契約を取らなくてはならないので

ある程度のキックバックは致し方ないがこれが50%が妥当なのかは微妙

元請けに至っては45%のざっくりとした内訳は

新郎新婦との打ち合わせ経費

当日使う花器 備品などの減価償却費らしい

 

 

話を戻すと

ウチ側に入る82500円のうち果たしていくらで仕入れをするのかが気になるところでしょう

ぶっちゃけ言うと

約30000円です

35%から40%が仕入れ代です

300000円の花代が原価30000円 これ読んだ人はびっくりです

例えば30000円のブーケが実は3000円の材料費でできてるなんてぼったくりもいいところだと思います

中間マージンがなければもっと良質な花をたくさん使ってあげられるのにといつも思っています

同じ会場にもう一軒の花屋さんが入っていますが

いつもいい花使ってるな~なんてあこがれの目で見てます

ではこの原価で花を探すにはどうしたらいいのか

とにかく難しい花 珍しい花の指定は受けない色味だけ聞いて

あとはとにかく安い花を探す

月、水、金の市の日に前回入荷の花だったり

規格外の花を探したり

一輪でいくらの花よりもスプレー咲き(一本に何輪か花がついている)のものか

花の大きくボリュームが出せるもの

ふんわりと大きく見せられるものなどを探します

午前午後と続けて式があるときは

午前中に使った花や葉をそのまま午後も使う時もあります

そして違う会場の挙式の花も合わせて仕入れをする

仲卸で細かく10本ずつそれぞれの挙式用に仕入れをしていたら仕入れ代が増える一方

2,3件の挙式の同じ花同じ色で合わせ

ケースで仕入れをする、値段交渉できるものにする

ここまで見るとほんとぼったくりみたいに聞こえちゃいますが

そうでもしなくては利益が出せません

 

第3回目まで読んでくれた花屋さんの中にはそんな苦労してまで儲かんないならやっても意味ないじゃん

とお思いの花屋さんとはここでお別れでございます

 

 

ではでは